「ブランド」って聞くと、
高級そうとか、オシャレそうとか、
そう思う人が多い。
でも、飲食店にとってのブランドはもっとシンプルだ。
飲食店のブランドとは?
一言でいうと、
“お客さんの脳にあるイメージそのもの”。
- 「あの店は絶対にハズさない」
- 「あそこで食べると、なんか気分が上がる」
- 「辛い担担麺といえば、あそこ」
こう思われてるかどうか、
それだけがブランドの正体だ。
ブランド=「脳内にあるラベル」
商品そのものじゃない。
サービスの質でもない。
お客さんの脳に、どうラベルが貼られてるか。
- 期待してる味
- 想像する空気感
- 思い出す体験
これ全部ひっくるめて、
ブランド。
現場で作るブランドとは?
飲食店の場合、ブランドは
「意識して育てるもの」じゃなく
「毎日自然に積み重ねるもの」だ。
たとえば…
- 料理の提供スピード
- 店員の一言
- おしぼりの香り
- BGMのボリューム
- メニューの言葉遣い
細かすぎる?
いや、こういう小さい接点が全部「脳内ラベル」になる。
たとえば、地獄の担担麺なら
- 辛いだけじゃない。
- 雑炊までいくことで、初めて完成する設計。
- 汗をかきながら笑って帰る体験。
この一連の流れそのものが
「地獄の担担麺」というブランドになっている。
まとめ
飲食店のブランドとは、
「どう思われたいか」じゃない。
「どう思われているか」だ。
意識するべきは、
今日この瞬間、
目の前の一杯、
その一口目から、もうブランドは始まっている。
しゃちょーのひとこと
ちなみに、
ブランドはロゴでも、インスタの投稿でも作れない。
雑炊一杯ぶち込んだ瞬間、ブランドは脳に刻まれる。
(うちの話です)